え〜〜〜〜今回は、私が推している化粧品成分について、徹底的に解説します。
その成分とは、「ナイアシンアミド」です。
美容通さんならきっと「あぁ、the ordinaryのやつか」と思うでしょう。
そう、ナイアシンアミドといえばthe ordinary。the ordinaryの爆発的人気で、今ナイアシンアミド配合のコスメがかなり増えてるんですね。
このナイアシンアミド、何がすごいかというと美容効果が幅広すぎること。
乾燥肌、敏感肌、オイリー肌...どんな肌質の人にも何かしらの効果がある、オールラウンダーな成分なんです！！
目次
美容通なら誰でも使ってる？話題の「ナイアシンアミド」ってどんな成分？
今や世界的な人気ブランドとなった、カナダ発コスメブランド「the ordinary（ジ・オーディナリー）」。その中でも人気ナンバーワンとの呼び声高いのが、ナイアシンアミドセラム。
このセラムの大ヒットによって世界的に脚光を浴びたナイアシンアミドさんですが、実はその歴史は結構古く、わりとでぇベテランな成分だったりします。
「ナイアシンアミド」の基本情報
化粧品表示名称：ナイアシンアミド
別名（旧名）：ニコチン酸アミド
INCI：Niacinamide
このナイアシンアミドはビタミンB群のひとつ（ビタミンB3）であるナイアシンの化合物。安定性に優れ、世界中でよく使われているビタミンです。
もともと私たちの体の中にも存在している成分で、体内では補酵素の構成成分として、酸化・還元代謝反応に関する重要な働きをしています。
＜参考：化粧品成分ガイド 第6版＞
旧名・「ニコチン酸アミド」
ナイアシンアミドは、別名「ニコチン酸アミド」とも呼ばれています。
元となるナイアシンの別名がニコチン酸だったため、もともとニコチン酸アミドという名前で使用されていたものの、タバコのニコチンと混同されてしまうためナイアシンアミドという名前に変わりました。
医薬部外品の”3つ”ものカテゴリーで許可された有効成分！
このナイアシンアミドは、医薬部外品の有効成分でもあります。
しかもこの成分の何がすごいかっていうのが、なんと3つもの効能において有効成分として認められていること！
1.肌荒れ
2.美白
3.抗シワ（2017年承認）
2017年に新しく「抗シワ」として承認
もともと肌荒れ・美白の2つの医薬部外品カテゴリーで承認を受けていた、ナイアシンアミド。
業界では「リンクルナイアシン」とも呼ばれ、シワにアプローチする原料としてもたくさんの化粧品に配合されていました。
そして2017年、ようやく厚生労働省より「シワを改善する」効能・効果が新たに認められたんです。
。＜参考：化粧品成分検定公式テキスト[改訂新版]＞
「ナイアシンアミド」が持つマルチな美肌効果
そんな3つもの効能が謳えちゃうナイアシンアミドは、肌トラブル全般に良いオールラウンダー。
医薬部外品に認められている「肌荒れ」「美白」「抗シワ」以外にも、幅ひろーーくマルチな効能・効果を持っています。
エイジングケア全般
ナイアシンアミドは、シワ・たるみ、くすみ、シミといった老化全般をケアするパワーがあります。
エイジングケアその1.シワ・たるみへの効果
若々しくハリのある肌をキープしてくれるのは、肌奥の真皮層に存在する「コラーゲン」。
このコラーゲンは加齢や紫外線ダメージなどで産生量が減っていきます。このコラーゲンの減少こそが、シワやたるみといったエイジングサインの原因。
ナイアシンアミドは、真皮層のコラーゲン産生を促進させる効果を持っています。
エイジングケアその2.シミ・色素沈着への美白効果
紫外線ダメージから肌を守るために生まれるメラニンですが、過剰なメラニン生成はシミの原因に。
このメラニン生成を抑制し、シミなどを防ぐのもナイアシンアミドの効果の一つ。
エイジングケアその3.くすみ・疲れ顔への効果
ナイアシンアミドには、血行促進効果・代謝活性効果も。
これらによってターンオーバーが正常化され、くすみ防止・肌のトーンアップ効果が見込めます。
肌荒れ・敏感肌改善効果
肌荒れ効果は、ナイアシンアミドの医薬部外品における効能の一つ。
また、同時に皮膚のバリア機能の改善効果も。
セラミド合成促進によるバリア機能改善効果
肌の表皮には、セラミドの元となる「グルコシルセラミド」「スフィンゴミエリン」という物質が存在します。
ナイアシンアミドはこの2つの”セラミド前駆体”を合成促進してくれます。
また、角層の形成を促進することで、バリア機能を整える効果も。
皮脂トラブル・ニキビへの効果
オイリー肌さんにもナイアシンアミドはおすすめ！
皮脂抑制効果があるため、ニキビ予防やテカリ防止にもなるんです。毛穴が引き締まったというレビューも。
脱毛・頭皮のフケ防止効果まで！
さらにナイアシンアミドは、頭皮にも作用してくれます。
毛母細胞への栄養補給効果や消炎効果によって、脱毛・フケ防止もできるんです。
安全性の高い成分だけど注意も必要？
と、ものすごくたくさんの効果を持ち合わせているナイアシンアミド、肌質を問わずどんな方にもおすすめしたい！！！！！ただし...一つだけ。ナイアシンアミド配合コスメを選ぶときにはちょっとだけ注意が必要。
なぜかというと、敏感肌さんには刺激があるかもしれないからです。
「え、でも敏感肌を改善するって言ってなかった？」
そうですね、矛盾してますよね。笑
正確にいうと、通常のナイアシンアミド配合コスメは特に問題はないと言えます。注意すべきなのは、「高配合コスメ」です。
注意すべきは「ナイアシンアミド高配合コスメ」
注意してほしいのが、the ordinaryのような高配合コスメの場合。
the ordinaryが流行ったこともあって、最近の海外コスメ市場では10%〜15%もの高配合をしたコスメが増えています。
が、これらかなーーーーり強いです。
効果も強い分、刺激も強め。
これはナイアシンアミドに限った話ではなく、美肌成分は高配合すればいいってもんでもないのが化粧品開発の面白いところ。
「薬も過ぎれば毒になる」というように、どんなに安全で良い成分も摂りすぎはちょいと危険なのです。
敏感肌さんは「高配合コスメ」は避けるのがベター
もちろんバリア機能が正常な肌の方は、高配合タイプもおそらく問題ありません。
私も、ナイアシンアミドが10%も入っている「the ordinary Niacinamide10%+Zinc1%」を化粧水に混ぜずに単体で使っていましたが、特に問題なく使えていました。
刺激に反応しやすい敏感肌さんの肌は、バリア機能が低下していてとっても繊細な状態。急に高配合タイプを使うのではなく、まずは配合量が控えめなタイプから試して、少しずつ慣らしていくのがおすすめです。
まとめ
私の推し成分である「ナイアシンアミド」。まだ使ったことがない人は一度でいいから試していただきたい...！
と言っても、ナイアシンアミドが配合化粧品はだいぶ数が多いです。特に敏感肌さんは刺激が出にくいものを選びたいですよね。
そこで、ナイアシンアミド配合コスメを9つレビュー＆成分解析してみましたので、アイテム選びの参考にしてみてくださいね〜。
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