アラサーになっても唇をなめる癖と皮をむいてしまう癖が治らぬ治す気のないうぱ。
化粧品どーのよりもこういう生活習慣を見直せる人になりたい。
そんな私の唇は年中荒地状態なので、リップが欠かせません。
個人的にはですね、日本のリップだと、
・モアリップ
・メンソレータムのメディカルリップ
この2つが最強だと思ってるんですよ。(なおこの2つは成分的にはほぼ同じ)
そこで「海外のドラッグストアで買えるモアリップに似たヤツ」を探してたんですが、なかなかないんですよね〜〜〜。正直同じレベルのものは現時点では見つからず...。
ただですね、唇の荒れに結構良さげなプチプラリップをBootsで見つけたのです!
これが当たりだった!
即お気に入りへ追加。そして最近一本使い切ったので、今回はこのリップをレビュー・成分解説していきます。
唇ガサガサ〜ヒリヒリする〜って方、かなりおすすめです。
目次
すっとなじんで炎症を抑えてくれるリップ・Blistex
Blistex『Intensive Moisturiser』 (5g/3.79€)※2021年1月当時
ドラッグストア・Bootsでたった3.79€で買ったこのリップ。期待以上でした!
【レビュー】安いけど唇の荒れには本当効く◎
このリップを買ったときは真冬の1月だったので、特に乾燥がひどくて唇がガッサガサでした(皮剥けするし、それをまた剥くもんだからいつも口から出血してるヤバいやつだった。)
それくらい大荒れだったんですけど、毎日塗ってたらかなり良くなりました!
ってことで炎症効果が高いのが一番のおすすめポイントなんですけど、塗った瞬間から「あ、この感触好きだわ」と感じるぐらい使用感も好き。ゆるめのテクスチャーで伸びがいい。しかも、すぐになじんで唇が柔らかくなります。
また、ほんのりメントールはありますが刺激ってほどではないと思いますね。無香料なのも◎
3.79ユーロ(2021年1月当時)=たった500円。しかも伸びがいいから一回の量が少なく済むので、かなりこまめに塗り塗りしても2ヶ月は持ちました。コスパいい。
ファーマシストさんもおすすめ!
しかも私が購入したちょうど同時期に、友人も同じリップを買ってたんですね。
そんで聞いてみたら、Bootsのファーマシストさんに「これがいいよ」って勧められたらしいのですよ。
ということはですね、オラだけじゃなくファーマシストさんのお墨付きということ。
今一瞬でみんな「使ってみようかな」って感じましたでしょ???
【成分解説】ダブルの抗炎症成分+なじみのいいオイル
では、そんなBlistexのリップクリームのおすすめポイントを成分を見ながら解説します!
全成分
Aqua, Hydrogenated Polyisobutene, Cera Alba, Petrolatum, Ethylhexyl Methoxycinnamate, Sorbitan Isostearate, Alcohol Denat., Hydrogenated Soy Polyglycerides, Glycerin, Polysorbate 60, Polyglyceryl-3 Diisostearate, Cetyl Alcohol, Stearyl Behenate, Mentha Piperita (Peppermint) Oil, Allantoin, Aroma, Camphor, Dimethicone, Olea Europaea (Olive) Fruit Oil, Ammonium Hydroxide, Arachidyl Alcohol, Arachidyl Glucoside, Behenyl Alcohol, Butyrospermum Parkii (Shea) Butter, C15-23 Alkane, Calcium Disodium EDTA, Citric Acid, Hydrated Silica, Lanolin Alcohol, Lauric Acid, Limonene, Linalool, Myristic Acid, Oleic Acid, Palmitic Acid, Phosphoric Acid, Sodium Hydroxide, Sodium Saccharin, Sorbitan Olivate, Thymol
水、水添ポリイソブテン、ミツロウ、ワセリン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、イソステアリン酸ソルビタン、変性アルコール、水添ダイズポリグリセリズ、グリセリン、ポリソルベート60、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、セチルアルコール、ベヘン酸ステアリル、ペパーミント油、アラントイン、アロマ、カンフル、ジメチコン、オリーブ果実油、水酸化アンモニウム、アラキジルアルコール、アラキジルグルコシド、ベヘニルアルコール、シアバター、C15-23アルカン、EDTA二ナトリウムカルシウム、クエン酸、水和シリカ、ラノリンアルコール、ラウリン酸、リモネン、リナロール、ミリスチン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リン酸、水酸化ナトリウム、サッカリンナトリウム、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、チモール
2種の抗炎症成分
このリップの一番のポイントは、効果の高い抗炎症成分が2つ入ってること。
アラントイン
カンフル
これらは、どちらも日本では医薬部外品にも使われる抗炎症成分。リップやハンドクリームをはじめ、いろんな製剤に入っています。
アラントイン
アラントインは、ニキビや紫外線ダメージなどさまざまな炎症を抑えてくれる成分。
また、角質細胞の増殖を促し、健康な角質層へとリカバリーする効果も期待できると言われています。そのため、おむつかぶれやあかぎれ、ひび割れのケアにも使われていたりしますね。
もともとは牛の羊膜の分泌液から発見された成分ですが(すごいとこから見つかるな...)、今は植物から抽出したり尿素から合成したものが使われています。
<参考:化粧品成分ガイド 第6版>
カンフル
カンフルは、クスノキに含まれる成分。おばあちゃんちのタンスのような、樟脳の香りがほのか〜にします。
メントールのようなスーッとした清涼感を与える成分なんですが、炎症を抑えたりかゆみを止める効果もあり、湿布などにも使われています。
<参考:化粧品成分ガイド 第6版/化粧品成分オンライン>
他の5€未満のプチプラリップでも、カンフルが入ってるのはちょこちょこあるんですよ。ただ、アラントインとダブルで配合されてる海外製はこれしか見つけられてないですね〜。
もちろんもっといいお値段のものならあると思うんですけど12€とかするんですよ〜〜。毎日たっぷり塗るとなると...手が出せねェ.......のでちょっとお高めリップは調べておりません。笑
軽めのテクスチャーだけど油分もしっかり。
では、次は使用感。テクスチャーはかなりゆるいクリーム。
ビーズワックス(ミツロウ)やワセリン、シアバターといったこってりな油分が配合されてはいるんですが、メインのオイルが水添ポリイソブテンという液状のとろーんとしたタイプなので伸びがいい。
この水添ポリイソブテンはワセリンやスクワランの仲間(炭化水素)なんですが、それこそスクワランのようなサラッとしたベタつきのないさっぱりした感触をしています。
リップクリームって、ずっと唇の上にワックス状のオイルがずっとぬるぬる残ってたりするじゃないですか。あの閉塞感もまたきらいじゃないんですけど、Blistexみたいなクリームタイプはなじみやすくてやっぱり使いやすいですね。
UVカット効果・SPF10付き。
ちなみにこのリップ、UVカット効果がSPF10あります。メトキシケイヒ酸エチルヘキシルという紫外線吸収剤配合ですね。
唇の荒れって紫外線から来たりもするんですよ〜。なのでUVカット効果があるリップは、唇が荒れやすい人にはおすすめです。
モアリップと比べるとどうなの?
モアリップ・メディカルリップと比べると不足してるのが、リペア成分ですね。
モアリップ・メディカルリップには、
パンテノール(プロビタミンB5)
ビタミンB6
アラントイン
グリチルレチン酸
ビタミンE
が主な有効成分として入っています。
モアリップ・メディカルリップはリペア成分が豊富
アラントイン・グリチルレチン酸は、抗炎症成分。
抗炎症成分は、Blistexにも2種類入ってますね。
この抗炎症成分以外に、モアリップ ・メディカルリップにはダメージのリペア成分が3種類入ってるのが特徴です。
それが、皮膚・粘膜の補修効果を持つパンテノール・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)。そして、抗酸化作用・荒れを防ぐビタミンEの3つ。
やっぱり、このリペア成分が入っているかいないかでも、皮むけや荒れを治す効果は変わりますね。
ただ、この2つのリップはあくまでも医薬品なので、化粧品では同じレベルのものはなかなか作れないのかも。もしかしたら海外でも、皮膚科などに行ったら近いものを処方してくれるのかもしれません。
Blistexにはリペア成分はない
ということで、Blistexにはモアリップのような強いリペア成分は入っていません。
それでも唇の荒れはかなり良くなります!なので、抗炎症成分で炎症を抑えることって大事なんだなーとあらためて感じました〜。
まとめ
ということで今回はBlistexの『Intensive Moisturiser』をレビューしました!
このすぐ上に、今回解説した内容をまとめた画像があるので、あらためて確認してみてください〜。