乾燥知らずのスベスベ肌に!CeraVeボディケア3つを比較レビュー

海外コスメ図鑑

乾燥知らずのスベスベ肌に!CeraVeボディケア3つを比較レビュー

2021年10月28日

うぱさん
こんにちは!元 化粧品原料屋さん、現 美容ライターのうぱさんです

 

海外に住んでる人あるあるなのか、

はたまた年齢的なものなのか...

こっちに来てからというもの、すねや腕がガッサガサになりませんか??

 

びびったのが、レギンスを脱いだときに謎の白いパウダーがバフンって舞ったとき。
何かと思ったんですがコイツぁ角質......

 

そんな乾燥した手足からこの白い角質を消したのが、CeraVe(セラヴィ)のボディクリーム『Moisturizing Cream』

 

塗るとね、肌がもうぷりんぷりんなんですよ!!!

うぱさん
おしりなんかもうすべっすべでさわり心地が良すぎて、まじでずっと自分のおしり触ってしまう

 

このボディクリーム、ほんっっっっっっとうに良すぎて。語彙力を失うぐらい良いです。

 

そんなCeraVeのボディクリームなんですが、ボディローション含め種類がいくつかあります。

そこで私、滞在国・アイルランドで入手できる3種類を買って比較してみました!

 

うぱさん
実際に使ったレビュー&成分解説をしてみるよ〜

 

 

セラミド配合!皮膚科医推奨ブランド・CeraVe(セラヴィ)

CeraVeブランド紹介パラグラフ画像

そんなおしりスベスベアイテムである(違う)、このCeraVeのボディケアアイテムたち。

レビューの前に、ブランド・CeraVe(セラヴィ)について、知らない方もいると思うので簡単に紹介します!

このブランドすごいんで、知ると余計使ってみよって思うはず。

 

ベストオブ海外セラミドケアブランド「CeraVe」

CeraVe(セラヴィ)は、2005年に誕生したアメリカのブランド。

皮膚科医と共同開発された、皮膚科医推奨のスキンケアです。

 

「どんな肌トラブルも”皮膚のバリア機能”が原因」ということをつきとめ、バリア機能を修復しトラブルに負けない肌をつくるための商品として生まれたのが、このCeraVe。


乾燥肌、敏感肌だけでなく、ニキビに悩む脂性肌、混合肌さんにも適しています。また、赤ちゃんのための保湿剤、湿疹や乾癬などの肌トラブル、アンチエイジングなどにも使える万能ブランドとして、アメリカだけでなく世界的にも人気のブランドです。

 

うぱさん
アメリカ、ヨーロッパほか多くの国で入手しやすいのもメリット!

 

特徴その1!4種のセラミドを配合

CeraVeはその名のとおり、セラミドをメイン成分としています。


セラミドは、皮膚のバリア機能にとってなくてはならない成分。実際に、アトピーや敏感肌、乾燥肌の角質層はセラミドが不足しているということが研究でも判明しています。

 

CeraVe全アイテムに配合されているセラミドの種類

そんな重要なセラミド、実は種類がめちゃくちゃ多いんですよね。
由来で分けただけでも、

酵母由来
植物由来
動物由来(今はあまり使われていない)
合成セラミド(擬似セラミドとも言う)

とたくさん。

その中でCeraVeに使われている3種のセラミドは、酵母由来の「ヒト型セラミド」

 

皮膚内セラミドと似た構造を持つ「ヒト型セラミド」

「ヒト型セラミド」といっても、人から採っているわけではなく酵母から合成されたもの。

「ヒト型セラミド」と呼ばれている理由は、ヒトの皮膚に存在するセラミドと近い構造をとっているためなんですね。

構造が似ているということもあり、肌なじみがいいのが特徴です。セラミドコスメというと、この「ヒト型セラミド」を使っていることが多いですね。

 

この「ヒト型セラミド」はたくさん種類があるんですが、CeraVeの商品にはそのうち特に重要な3種類が配合されているとのこと。

 

CeraVeに配合されている3種類のセラミド

・セラミドNP
・セラミドAP
・セラミドEOP


ちなみにセラミドって、1つだけ配合しても効果が低いと言われています。

複数セットにすることで効果が上がるため、セラミドコスメを選ぶときは複数入っているものを選ぶのがおすすめですよん。

 

セラミド構成成分「フィトスフィンゴシン」も配合

またCeraVeの商品には、「フィトスフィンゴシン」というセラミドを構成する成分もあわせて配合。

この成分には、肌荒れ・炎症を防いだり、抗アクネ効果によるニキビ予防といった機能がありまする。

 

特徴その2!セラミドとセットで必要な脂質(油分)を配合

バリア機能を改善する重要成分・セラミドですが、実はセラミドだけではバリア機能改善効果は下がります

 

バリア機能はセラミドだけでは働かない!

バリア機能をしっかりと働かせるには、何よりセラミド・脂質(コレステロール・遊離脂肪酸)のバランスが重要

 

このセラミドと脂質が「ラメラ構造*」ってものをつくっていると、バリア機能がうまく機能してくれます。

(* サンドウィッチみたいな形で脂質がセラミドを両端からはさんでいる)

 

うぱさん
セラミドコスメを買うときは、コレステロールなどの脂質(油分)もセットで入っているかチェックするよろし。

 

CeraVeアイテムはセラミド・脂質をセットで配合している

そしてそしてCeraVeのアイテムには、セラミド・コレステロールといったバリア機能に必要な成分を組み合わせた複合原料が配合されています。

 

この複合原料が使われているところが、CeraVeの最大のポイントですね。

 

↓セラミドとバリア機能、ラメラ形成について解説してるコチラの記事もぜひ。

 

特徴その3!特許技術で24時間保湿

さらにCeraVeは、24時間保湿ができるぜ!と謳っています。

これはどうやら、CeraVeが独自開発した特許乳化技術「MVE」を使用しているため。らしい。

 

独自乳化技術「MVE」とは?

この「MVE」という乳化技術は、簡単にいうと、セラミド3種をカプセル化したようなものです。

カプセル化したセラミドの粒が、エマルジョン(乳液)の中にたくさん散らばっているような感じですね。

 

といってもこれ自体は珍しいことではないんですが、MVEの特徴はセラミドを何層もの膜で包めること。

通常乳化したエマルジョン(乳液)は、肌に塗った時にこの粒の外側の膜(乳化剤)が壊れて、内側にある美容成分が肌に届くというシステムです。が、MVEを使った場合セラミドを包む膜が何層もあるため、徐々に膜が減っていきます。


この膜の数をバラバラにすることで、すぐに膜が壊れて肌に浸透するセラミドと長時間かけて肌に届くセラミドを一緒に配合できるので、夜に塗っても次の日の夜までセラミドが常に肌を満たしている状態を作れる、ということですね。

うぱさん
わかりにくいけど、シフト制で誰かしら一日中肌に常駐して守ってるようなイメージ

 

と、CeraVeの特徴はこんな感じ。なんかスゴいっぽいですよね?

ではでは次から、3種類のボディクリーム・ボディローションの成分解析をしていきます。

 

 

3つのCeraVeのボディクリーム・ボディローションの特徴&成分解析

CeraVeボディケア3種画像

 

価格・サイズ

まず価格とサイズから!
定価が出てこなかったので、大まかな価格(ユーロ)を書いてます。

・デイリー モイスチャライジングローション (236ml/11€)

・モイスチャライジングクリーム (177ml/9€)

SAクリーム (177ml/12.50€)

 

保湿以外の効果も高いぶん、SAクリームは他2つよりちょっと価格が高めですね(でもそれでもコスパめちゃくちゃ高いと思う。)

 

3種のボディケア・大まかな特徴の違い

3つのボディケアの骨組みは大体同じなのですが、感触の違いやそのほかの効果がプラスされていたりと若干違いがあります。

 

肌の保湿力を高める『モイスチャライジングローション・クリーム』

モイスチャライジングローション・モイスチャライジングクリームは、どちらも保湿特化タイプ

乾燥状態の肌を保湿しつつ、バリア機能を改善・肌の保湿力を底上げする効果があります。

 

ローション・クリームはそれぞれ、ライトでさっぱり・こっくり濃厚というように、使用感に違いがあります。

保湿力は、(当たり前ですが)クリームの方がやっぱり高いですね。ローションでも十分乾燥肌が改善できるんですが、粉がふいたり肌の皮が剥けるほど強い乾燥肌さんにはクリームタイプの方がいいかなという感じ。

 

角質ケア・ニキビケアをプラスした『SAクリーム』

一方SAクリームはSmoothing Creamといって、モイスチャライジングクリームをベースに角質ケア・皮脂抑制などの効果をプラスしたタイプ。

インナードライな脂性肌さん、肌のごわつき・腕や太ももなどの赤いポツポツなどが気になる方に適しています。

その反面、使用感・効果ともにちょっと人を選ぶので、自分の肌にあってるか事前にチェックした方がよいです。(※後ほど詳しく説明します)

 

3種のボディケア・全成分をチェック!

では、成分をみながらレビューをしていきます。

うぱさん
それぞれの全成分表示で、注目成分にマーカーをひいてるよ〜。長いので全成分表示は飛ばしてもOK

 

モイスチャライジングクリーム

全成分

AQUA / WATER / EAU, GLYCERIN, CETEARYL ALCOHOL, CAPRYLIC/CAPRIC TRIGLYCERIDE, CETYL ALCOHOL, CETEARETH-20, PETROLATUM, POTASSIUM PHOSPHATE, CERAMIDE NP, CERAMIDE AP, CERAMIDE EOP, CARBOMER, DIMETHICONE, BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE, SODIUM LAUROYL LACTYLATE, SODIUM HYALURONATE, CHOLESTEROL, PHENOXYETHANOL, DISODIUM EDTA, DIPOTASSIUM PHOSPHATE, TOCOPHEROL, PHYTOSPHINGOSINE, XANTHAN GUM, ETHYLHEXYLGLYCERIN

水、グリセリン、セテアリルアルコール、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、セチルアルコール、セテアリス-20、ワセリン、リン酸カリウム、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、カルボマー、ジメチコン、ベヘントリモニウムメトサルフェート、ラウロイルラクチレートNa、ヒアルロン酸ナトリウムコレステロール、フェノキシエタノール、EDTA二ナトリウム、リン酸二カリウム、トコフェロール、フィトスフィンゴシン、キサンタンガム、エチルヘキシルグリセリン

 

デイリー モイスチャライジングローション

全成分

AQUA / WATER / EAU, GLYCERIN, CAPRYLIC/CAPRIC TRIGLYCERIDE, CETEARYL ALCOHOL, CETYL ALCOHOL, POTASSIUM PHOSPHATE, CERAMIDE NP, CERAMIDE AP, CERAMIDE EOP, CARBOMER, DIMETHICONE, CETEARETH-20, BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE, METHYLPARABEN, SODIUM LAUROYL LACTYLATE, CHOLESTEROL, DISODIUM EDTA, DIPOTASSIUM PHOSPHATE, PROPYLPARABEN, HYDROLYZED HYALURONIC ACID, PHYTOSPHINGOSINE, XANTHAN GUM, POLYSORBATE 20, POLYGLYCERYL-3 DIISOSTEARATE

水、グリセリン、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、セテアリルアルコール、リン酸カリウム、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、カルボマー、ジメチコン、セテアレス-20、ベヘントリモニウムメトスルフェート、メチルパラベン、ラウロイルラクチレートNa、コレステロール、EDTA二ナトリウム、リン酸二カリウム、プロピルパラベン、加水分解ヒアルロン酸、フィトスフィンゴシン、キサンタンガム、ポリソルベート20、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3

 

SAクリーム

全成分

AQUA / WATER, UREA, CETYL ALCOHOL, GLYCERYL STEARATE SE, CETEARYL, ALCOHOL, NIACINAMIDE, BUTYROSPERMUM PARKII BUTTER / SHEA BUTTER, C12-13 ALKYL LACTATE, PEG-100 STEARATE, GLYCERIN, BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE, DIMETHICONE, TRIACETIN, CERAMIDE NP, CERAMIDE AP, CERAMIDE EOP, CARBOMER, SODIUM LACTATE, SALICYLIC ACID, SODIUM HYDROXIDE, SODIUM LAUROYL LACTYLATE, SODIUM HYALURONATE, CHOLESTEROL, PHENOXYETHANOL, DISODIUM EDTA, CAPRYLOYL SALICYLIC ACID, HYDROXYACETOPHENONE, CITRIC ACID, LACTIC ACID, PHYTOSPHINGOSINE, XANTHAN GUM, ETHYLHEXYLGLYCERIN

水、尿素、セチルアルコール、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコール、ナイアシンアミド、シアバター、乳酸C12-13アルキル、ステアリン酸PEG-100、グリセリン、ベヘントリモニウムメトサルフェート、ジメチコン、トリアセチン、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、カルボマー、乳酸ナトリウム、サリチル酸、水酸化ナトリウム、ラウロイルラクテート、ヒアルロン酸ナトリウム、コレステロール、フェノキシエタノール、EDTA二ナトリウム、サリチル酸カプリロイル、ヒドロキシアセトフェノン、クエン酸、乳酸フィトスフィンゴシン、キサンタンガム、エチルヘキシルグリセリン

 

とこんな感じですね。モイスチャライジングローション・クリームは骨格がほぼ同じ。SAクリームはちょっと特殊です。

では次に、3つのアイテム全部に共通する効果(特徴)を4つ説明します〜!

 

共通する効果その1.バリア機能改善=トラブルに負けない肌づくり

まず1つ目は、「バリア機能改善成分」
これは、先ほどCeraVeブランドの紹介でも書いているんですが、改めてざっくりと説明しますね。

 

CeraVeのボディケア(というか全アイテム)には、皮膚のバリア機能にとって必須な成分をまとめた複合原料が配合されています

 

配合されている複合原料

3種類のヒト型セラミド:
・セラミドNP
・セラミドAP
・セラミドEOP

セラミド構成成分:
・フィトスフィンゴシン

セラミドと共にラメラを形成する脂質:
・コレステロール

 

これらの成分がラメラという構造(サンドウィッチみたいな形)をとることで、バリア機能を改善してくれます。

 

バリア機能改善=肌トラブル全般を防ぐ

このバリア機能が改善されると、

・外からの刺激を肌に通さない
・角質層にある水分を外へ蒸発させない

といったメリットが。これはつまり、肌そのもののを健康な状態に導いてくれるということ。

 

乾燥肌、敏感肌、アトピー肌はもちろん、脂性肌さんの肌質改善も期待できるでしょう。

 

補足:実は乾燥している脂性肌

脂性肌(オイリー肌)さんは、皮脂分泌が多いので、肌はうるおっているように感じます。しかし、実は肌の内側は乾燥している「インナードライ」という状態の人が多かったり。

「肌が乾燥しているから皮脂が余計に分泌されてしまう」という状態なので、皮脂が多い肌でも保湿はたっぷりしてあげましょう。

 

共通する効果その2. ヒアルロン酸で保湿!

2つ目の効果(というか成分)は、ヒアルロン酸。CeraVeのボディケアは3種すべてにヒアルロン酸が入っています。

 

ちょっと面白いのが、

モイスチャライジングクリーム・SAクリームにはヒアルロン酸ナトリウム、モイスチャライジングローションには加水分解ヒアルロン酸

が使われていること。

 

この2つのヒアルロン酸、ちょっとばかし違いがあります。

 

ヒアルロン酸ナトリウムと加水分解ヒアルロン酸

通常、化粧品の多くに入っているのは「ヒアルロン酸ナトリウム」

高分子のとろんとした成分で、1gにつき6リットルもの水分をキープするパワーがあるため、保湿の王様とも言える成分です。

 

一方、加水分解ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸のサイズを小さくしたタイプ

保湿力自体はヒアルロン酸ナトリウムと同等なんですが、サイズが小さい分より角質層への浸透力・吸着力がアップしています。

 

うぱさん
パッケージなどに「浸透型ヒアルロン酸」と書いてある場合、加水分解ヒアルロン酸のことを指してるよ

 

この加水分解タイプは、高機能な代わりに価格がなかなか高い高級原料

そのため、ヒアルロン酸ナトリウムに比べてちょっとレアキャラだったりします。

(入っていても配合量はほんのちょっとだったり、通常のヒアルロン酸ナトリウムと併用されてることが多いかな)

 

『モイスチャライジングローション』の油分を高機能ヒアルロン酸で補っている

そんなちょっとリッチな加水分解ヒアルロン酸。
CeraVeのボディケアでは『モイスチャライジングローション』にのみ配合されています。

というのも、クリームに比べてローションの油分がほんのちょっとだから。

 

CeraVeのクリーム2種にはワセリンやシアバターなどこってりした重たいオイルが高配合されています。

ワセリンには肌の水分蒸散を防ぐ強い効果、シアバターには保湿効果があるので、「通常のヒアルロン酸ナトリウムでも十分保湿されるっぺ」ということでしょう。

 

それに比べて、ボディローションは油分が最低限なさっぱりタイプ。そのワセリンやシアバターの保湿効果を補うために、浸透・吸着力の高い加水分解ヒアルロン酸を使って保湿力をあげているという感じですね。

 

共通する効果その3. ノンコメドジェニック処方

3つ目は、ボディケア3種すべてニキビができにくい「ノンコメドジェニック処方」ということ。

 

油脂には、酸化しやすいオイル・酸化しにくいオイルがあります。

油脂は紫外線などで酸化すると、アクネ菌のエサとなる危険性があるため、ニキビができやすい人は酸化しにくいオイルを使った化粧品を選ぶ必要があるんですね。

 

ニキビができにくいよう開発されたノンコメドジェニック処方のアイテムは、オイルフリーだったり酸化しにくいオイルを使っています

 

CeraVeボディケア3種の油分について

『モイスチャライジングローション』は、ほぼオイルフリー

トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ジメチコン、コレステロールといった油分は入っているものの、それらは油分としてはかなり軽い方で、酸化もしにくいです。

 

『モイスチャライジングクリーム』の油分は、ボディローションにも使われている油分+ワセリン

化粧品に使われているワセリンは精製度がかなり高く、植物オイルに比べて不純物をほとんど取り除いているため、酸化しにくい安全なオイルです。

 

『SAクリーム』の油分は、エステル油、シアバター、ジメチコン、コレステロール。

エステル油は植物オイルの化学合成品で、使用感さっぱり・酸化しにくくしたもの。シアバターも植物油の中では酸化しにくいオイルです。

 

共通する効果その4. 無香料

そして、地味に嬉しいのが無香料

私、バチバチの合成香料が大の苦手でして、無香料・香り弱め・天然香料じゃないと頭が痛くなりがち。

なので、無香料はポイント高し。反対に、いい香りが好きな人には物足りないのですけども...

 

と、4つの共通する効果はこんな感じ。ではでは次はようやく比較レビューでございます。つらつらと長く語りすぎ...。お待たせしました!!

 

CeraVe3種のボディケア・比較レビュー&おすすめな人まとめ

CeraVeボディケア3種画像

ようやく比較レビューにたどり着きました。ちょっと今回長い(いつも長い)ですね。かたじけない。 

それではここからは、使用感・テクスチャー、保湿効果、SAクリームのプラス効果、おすすめな人・肌質についてレビューしますん。

 

うぱさん
短めに終わらせるので...ギブアップせずに読んでくだされ

 

【比較レビュー】使用感・テクスチャー

まずはテクスチャーから。

 

テクスチャー

モイスチャライジングローション

ローションはぷるんとみずみずしいジェルクリーム。塗り伸ばすとスッと水のようになって、肌に染み込みます。塗りやすさはダントツ。バーって塗れるのでめっちゃ楽

 

モイスチャライジングクリーム・SAクリーム

反対にクリーム2種はどちらも、こってりした重ためのクリーム。かたいというほどではないものの、塗り伸ばしやすさは△

モイスチャライジングクリームは、ワセリンベースなのでつるんとしたツヤのあるクリーム。SAクリームは少しマットでもったりしたテクスチャーです。

 

使用感

次は使用感。肌になじんだあとのスベスベ感はどれもすんばらしい◎んですが、なじむまでの使用感(ベタつき)が若干違いますね。

 

モイスチャライジングローション

さっぱりタイプなだけあって、スッと肌になじむ。ベタつきはほとんどありません。ベタつくのが苦手な人や男性にもおすすめ。夏場でも不快感なし。特に汗めっちゃかく国在住の方には、クリームじゃなくてこっちがいいと思います。

 

モイスチャライジングクリーム

塗った直後はちょっとベタつきますね。ただ10分もすれば肌になじんでくるのでそんなに気になりません。塗って1時間くらいしたらもうすべすべちゅるちゅるになるので、塗ったときのベタつきなどどうでも良くなるはず

ただ夏場とか、皮脂腺の多いパーツ(背中など)に塗るとちょっとやりすぎ感が出るかも。

 

SAクリーム

これが一番ベタつきます!

その原因は、シアバター......ではなく「尿素」。尿素って高配合するとベタつくんですが、このSAクリーム、尿素が10%も配合されてるんですよね。そらベタつくわな。

SAクリームは、塗った直後はぺたぺた。それから1,2時間はぺたつきます。ただ、夜塗って朝起きるとちょうどいいサラサラしっとり感になってます◎

ただ、正直暑くなってくると、このペタつきがちょっといやになりますね〜。尿素のベタつきってなんかちょっとしつこいし不快なベタつきなんですよね。個人的に。肌を触ると手が止まる感じ。モイスチャライジングクリーム...というかワセリンのベタつきってそんなにじっとりする感じではないので気にならないんだけども...。

 

参考:CeraVeのすべすべ感の秘密

ちなみに、CeraVeのボディケア3種のすべすべ感はカチオン界面活性剤がポイントだったりします。

カチオン界面活性剤とは、主にヘアトリートメントに使われて髪をつるつるにする成分。このカチオン界面活性剤、基本的にはヘアケアに使われるんですが、海外製のプチプラボディクリームには入ってたりしますね(他にもAveenoとか入ってた。)帯電防止効果もあるし、すべすべっとした感触を出すのにいいんだと思います。

界面活性剤て聞くと危険!ってイメージがあると思うんですが、まず洗顔や洗浄剤に使われるアニオン界面活性剤とは別物です。

とはいえカチオン界面活性剤も刺激がない訳ではないんですが、CeraVeに使われているのは「ベヘントリモニウムメトサルフェート」といって比較的低刺激タイプ。しかも、ヘアトリートメントに比べてほんの少量だけ配合してる* ので、肌には安全と言えるでしょう。(*トリートメントだとカチオン界面活性剤は3,4番目とかにくるほど高配合。)

というか、皮膚科医監修・アメリカ皮膚学会で推奨されてるブランドなので、肌への刺激がある処方組みはしないはず。

界面活性剤が入ってると不安に感じる方もいると思うんですが、ご安心くださいネ。

 

【比較レビュー】保湿効果・バリア機能改善効果

保湿力

保湿力は、

モイスチャライジングクリーム>SAクリーム>モイスチャライジングローション

ですかね〜〜〜〜〜

 

やっぱり保湿(というか水分蒸発防止力という意味で)はワセリンが最強ですね!「今肌にある水分は絶対逃さない」という強さを感じます。

それに比べて、SAクリームはやっぱり閉塞力が劣りますね。ただ、それでもシアバターや尿素、セラミドその他で十分すぎるくらい保湿されますが。

 

ローションはクリームに比べてやっぱり少し保湿力は下がるものの、これほどさっぱりした使用感でこれだけ保湿キープしてくれるのって本当珍しいと思います。他のブランドのボディクリーム・ローションも色々試しましたが、保湿力は他より格段に上ですね。

24時間保湿と謳ってるだけあって、ローションだけでも翌朝はもちろん次の日の日中も肌がすべっとしてます。

 

バリア機能改善効果

バリア機能改善も保湿力と比例して

モイスチャライジングクリーム>SAクリーム>モイスチャライジングローション

という順番。

 

どれを使っても、白いカサカサは出ず乾燥しないんですけど、やっぱりワセリンの閉塞感は強いですね。

私、ヒートテックとか裏起毛・ナイロンタイツを履くとより乾燥&肌がかゆくなるんですが、モイスチャライジングクリームだと大丈夫でした◎

モイスチャライジングローションだと、一日ヒートテック・裏起毛タイツなんかで過ごした日はすねが乾燥して粉ふきます...。(コットンの場合はこれは起こらないのですけどもね)

 

SAクリームはむしろ敏感肌にはどうか......

SAクリームもまたバリア機能改善効果は高いんですが、使うパーツや塗る頻度によってはむしろかゆみが出ました

私、顔は比較的かゆみとか出にくいんですが、腕とか足とか背中とかとにかくボディは若干アトピー体質なのか、服の素材などですぐかゆみが出ます。

SAクリームは角質ケアアイテムなので、尿素、サリチル酸(しかも2種類)、乳酸などピーリング系成分が複数入ってます。特に尿素は10%と多めの配合量...。尿素自体は安全ですが、角質を溶かす力があり、高配合だと刺激になることも。

 

ただかゆみといっても毎回出るわけではなくて、生理中やヒートテックとの合わせ技、頻繁な使用がNGの模様。

うぱさん
ピーリングもやりすぎNGなように、週1程度の使用がベストかもしれませぬ。

 

ただ、かゆみがでない人なら大丈夫かも。私も昔、精製水+尿素10%の手作り化粧水使ってたときは問題なかったので、尿素高配合+サリチル酸2種類+乳酸というピーリングコンボがちょっと強いのでしょう。(いうてサリチル酸とかも配合量そんな多くないけど、3種類入ってるしな...)

 

【レビュー】SAクリームのプラス効果

こんな感じで使用感・テクスチャー・効果について比較レビューしましたが、次はモイスチャライジングローション・クリームにはないSAクリームのプラス効果をレビューします。

 

ピーリングによる角質ケア

先ほどもお伝えしたように、SAクリームはSmoothing Creamと言って「肌をなめらかにする=角質ケア効果のあるクリーム」です。

尿素10%

尿素は、皮膚にもともとある天然保湿因子・NMFのひとつ。水分をキープする力自体はあまり高くないものの、古い角質を溶かす作用によって角質層の水分量をアップさせてくれます。

そのため、ハンドクリームやボディクリームによく使われています。

サリチル酸・乳酸

その他ピーリング成分は、サリチル酸・サリチル酸誘導体(カプリロイルサリチル酸)・乳酸の3種類。3つも入ってますが、塗ったままでも安全なように一つ一つの配合量は少なめです。

 

とこのように、角質ケアによってごわつき・くすみなどをなくす効果があるんですが、ん〜〜〜〜〜......そこまで劇的には感じられませんでした。

悪くないんですけど、サリチル酸配合ボディソープやスクラブなんかの方が肌はなめらかになりますね。個人的に。

 

ナイアシンアミドで皮脂抑制・美肌効果

ただちょっとSAクリームに惹かれたのは、ナイアシンアミドが6番目に配合されてること。

皮脂抑制・ニキビ予防・コラーゲン産生促進・メラニン生成抑制など美肌効果だらけのナイアシンアミドが、割と高い位置にある!というのが結構いいなと思いますね◎

 

こちらもCHECK

成分辞典_ナイアシンアミド
【成分辞典】「ナイアシンアミド」一度試してほしい!オールラウンダーな美容成分

うぱさんこんにちは!元・化粧品原料屋さん、現・美容ライターのうぱさんです♪   え〜〜〜〜今回は、私が推している化粧品成分について、徹底的に解説します。   その成分とは、「ナイア ...

続きを見る

 

天然保湿因子・NMFのひとつ「乳酸ナトリウム」

また、天然保湿因子・NMFのひとつである乳酸ナトリウムも入ってます。(しかもヒアルロン酸ナトリウムよりも上に書いてある◎)

これ、ピーリングの乳酸とは別物です。グリセリンみたいな保湿成分です。

 

合う人には良いアイテム!

このようにですね、わたすのレビュー見るとマイナスな面が多めですが、評価としては悪くないアイテムだと思います◎

尿素10%にナイアシンアミド、ピーリング、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸、シアバターといいものたくさん入ってるし、その割にかなり安い!使う人は選ぶものの、合う人にはめちゃくちゃ効果的なクリームだと思いますね。

 

うぱさん
まだ真冬に使ったことがないので、超乾燥する季節だとベタつきが気にならないのか試したいところ。

 

【レビュー】アイテムごとのおすすめな人・肌質

じゃあどんな人に合うのか?って話ですよね〜。

ということで、アイテムごとのおすすめな人・肌質を、アイテムのメリット・デメリットとあわせて表にまとめました!

 

 モイスチャライジング
ローション
モイスチャライジング
クリーム
SAクリーム
メリットさっぱりした使用感
なのに保湿力も◎
ベタつかない
塗り伸ばしやすい
すぐになじむ
夏場におすすめ
保湿力ダントツ
つるつるすべすべ
真冬でもしっとり
ベタつき少ない
チューブとジャー容器有
価格が安い
皮脂抑制
ピーリング効果
保湿力も十分
角質ケア
翌朝しっとりなめらか

デメリットクリームよりは保湿力↓
冬だと物足りないかも
塗り伸ばしにくい
塗った直後少しベタつく
ベタつく
不思議なニオイ△
人によって刺激あり
少しお高め
おすすめな肌質乾燥肌
混合肌
インナードライ脂性肌
超乾燥肌ニキビ肌
インナードライ脂性肌
おすすめな人ベタつくのが苦手
パッと塗りたい
四肢が粉ふく人
肌をすべっすべにしたい
赤いポツポツが気になる
ゴワつきが気になる
オイルコントロールしたい
うぱさん
スマホの場合、横にスクロールさせてネ

 

私個人としては、モイスチャライジングクリーム・ローションを使い分けるのがベストですね。(夏冬もしくはパーツごと)

 

一個にまとめたい!という人には、う〜〜〜〜〜ん........全身に使えるからモイスチャライジングローションをおすすめするかな!!皮脂腺の多い背中にはクリーム重すぎると思うし...

 

まとめ

と、こんな感じで今回はCeraVeのボディケア3種を比較レビューしました!

かなり長くなってしまった......。読んでくださった方ありがとうござます。

 

セラミドコスメ・CeraVe、私のリピ買いブランドです。本当愛してる。たぶん大体の国で買えると思うので、ぜひ使ってみてくださいね〜〜〜。

 

 

-海外コスメ図鑑
-, , , , , , ,

© 2024 うぱこすめ。